サクラチルアウト＠大覚寺

れーこ譲のお誘いで、電子音楽系のイベントへ。

大覚寺ってどこだ？と思ったらなんと嵯峨野でした。なんかおもしろそうなんでとりあえず行ってみる。

JR嵯峨嵐山から逆方向に曲がったため倍ほど時間がかかりましたが、なんとか到着してみるとうまい具合に開始が遅れてて（しかし着いてからさらに半時間ばかり待つ）開場を待ち中へ。

篠笛の響く中大広間の畳に誘導される。その後の演奏も座って観賞。なんだか、薄暗いところで正面の机の前に正座して、もくもくとマックに向かって作業している人たちを観るのはなんだか不思議だった。ライトも当たらないから、一応舞台なんだけど客席と同じぐらいの暗さだし。

で、そのかわりというか普通のイベントのように後ろには映像が流れていたんだけど、これが普通の障子に投影されていて、どんどん流れていくような映像が、障子の升目に映る様子がなんだか流れと静止を一度に映しているようで、これまた面白かった。

この手の音楽はよく分からずに好きで聞いてるだけなので良かったとしか言えないけれど、私としてはかなり楽しかった。VJも、曲に合わせていろいろ変わっていて、どちらかと言うと抽象的なものよりも実際の写真を多用してあり、色も鮮やかな私の好きな感じでかなり楽しかった。

不思議だったのは、最後のＦｉｒｏ（フィロ）の演奏の時には、最近読んだ文章だとか言葉がどんどん浮かんできたこと。目を閉じて聞きながら、「そういえば今週は新月の辺りがラッキーって星占いにあったなー」と思って目を開けたら、VJがお月様を映してたり。

今回はこの人の演奏が一番好きでしたが、違う意味でも楽しめたのでした。