タブラで腰砕け

先日japaちゃんにザキール・フセインという人のライブアルバムをいただきました。
和太鼓の鼓童主催の毎年恒例たたくフェスティバルin佐渡島で、ジャンべ仲間と行った年のゲストがたまたまザキールだったのです。

三日連続で、鼓童コンサート・ゲストコンサート・合同で最終日だったのですが、鼓童もさることながら、インドでは大スターらしい彼のステージが素晴しかった、というか正直何が起こっているのか訳の判らぬまま、その怒濤のタブラに圧倒されていたわけです。

だいたいパンフレットに、インド音楽は五拍子だとか七拍子だとか九拍子だとかならまだしも、5と1/4拍子(だったっけ?)なんて分数が入ったりする拍子も使ったりするとの事で、その時点ですでにもうまったく意味不明。もう何も考えず、ただ身を任すしかなかったという夜でした。しかも、ほんとにすごかった。インドでは音楽は一時間とか二時間とかは当たり前にやるものらしく、もう時間さえ飛んでいくようなステージでした。

まあ、その後はなかなか聴く機会がないまま今に至ったわけですが。

んで、このCD。
Energy-Zakir

もうすごい!

一曲が30分とか(これでも途中で切ってあった)なのでなかなかまとめて聴いてなかったんだけど、やっとMP3プレーヤーに入れて聴きました。

ヤバいです。

シンプルな一小節のフレーズを伴奏に延々とタブラが続くのですが、*1音階がないのに(まあ厳密にはあるんだけど)全然飽きずにどんどん引き込まれていき、最高潮のすんごい速さでたたかれているところでは、冗談じゃなくすごすぎて後頭部と脚ががくがくした。しびれたっちゅうんですか?電車に乗ってたので困った。

むむう。シンプルなだけに、直で体に来るのか?

japaちゃん、ありがとう〜〜〜!

もう一枚のKishore、もすんごい声やねぇ。*2楽しんでます!

*1:japaちゃんによると、基本的には四小節でひとまとまりなので、四拍四小節の十六拍で完結すればどんな風に分割しても良いらしく、そのため分数拍みたいな訳の分からん拍子も存在できるらしい。自分でも解っているか自信はないですが

*2:この人にしろZakirにしろ、口でもタブラと同じように歌えるのはほんとにすごい!私も出来るようになりたいなぁ!