電車男

テレビで電車男の映画の方をやっていた。

大体アキバ系山田孝之はかっこよすぎるっしょ、と思ってあんまり気にしてなかったけど、確かに最初のデートで変身したときはかっこ良過ぎるでしょうよと思ったけど、だんだん「ああこんなひといるいる」とか思わせてくれるぐらいやたらとリアルだったのがすごかった!

最初の電話でパニクってるところとか、いつもはあはあ言ってるし、しゃべりまくって訳わかんなくなったりとか、その後もほんとに慣れてなくてどうしていいか判らなくなったりとかあまりにも自然で、中谷美紀エルメスもこんな人いないよー、いやいるか?とか思わせてくれるぐらい自然に上品で、めずらしく思わずのめりこんで観てしまった。

阿部ちゃんの「結婚できない男」といい、まったく別人に見えるもんな。演技派の人ってすごいなぁ。

テレビドラマの方はどうしても俳優さんのキャラ上(苦笑)笑いに走ってたけど、こっちはこっ恥ずかしいぐらい全開で一生懸命な電車男が照れくさくもうらやましく、そして人を好きになる事の苦しさとか切なさがびんびん伝わってきて、とりあえず二回はまじでもらい泣きしてしまったのでした。

これは、かなり不意打ちでかなりびっくり。すんごい良かった。

まあ、最後の二人で歩くシーンが美男美女で絵になってるのがおとぎ話的ではあったんですけれどもね。あれが演技派だけどかっこよくない俳優さんの電車男なら同じ演出でも感情移入できなかっただろうか。微妙なところではあります。


でも映画館で見なくて良かったー。かなりうるさかったと思う。(笑)