大量借り入れ

といってもTSUTAYAからですが。

この前の日曜日まで旧作半額セールをやっていたので、大量に借りて来てやっと今日返し終わりました。

調子に乗って色々選んでたら、結局14枚も借りてしまった。今回はいろんなジャンルから色々借りてみましたが、どれもこれもあたりでかなりうれしい。

なかでも、マーティン・スコセッシが監修したブルースのCDから選んだ、ケブ・モとベッシー・スミスはかなり良かった。

ケブ・モは聞いたことがなかったのですが、どうもここ何年かで有名になって来ている人らしい。私はブルースは大好きなんだけど、彼の場合はギター1本で勝負というよりは、かなりピアノだとか他の楽器だとかを入れて重層的にしてるし、コード展開も複雑になっていて面白いんだけど、やっぱり力強いブルースの根っこははっきり感じられるという。なかなかかっこ良かった。面白いアプローチ。

そしてベッシー・スミスは逆に1930年辺りに40歳前後で死んじゃうブルース歌手なのですが、かのビリー・ホリデーがばりばりに影響を受けたというだけあって、すごい力強くてかっこいい。声も深くて伸びがあって、こっちに真正面から向かってくるという感じ。昔だったら録音技術もそんなに良くもないだろうにこの迫力。すごい!

そういえば、なかなか私的に掘り出し物だったのが、トーキングラウドという多分クラブジャズみたいな音楽で有名なレーベルの、オムニバスに入っていた曲にリミックスで使われていたTerry Callierというおじさま。

70年頃のアルバムの曲がリミックスに使われて人気が出て来たので最近新しいアルバムを出しているらしいけど、声がすごく好きだ。

この人は優しくてこっちに迫ってくる訳じゃないんだけど、心のどっかをそっとつかまれてるみたいな、色っぽいけどエロくなくて、聴いてると切なさがどこかからこっそりやってくるみたいな。

うーん、うまく言えん。とにかく、この人の曲が三曲程入っていたのですが、かかる度にこれは誰やろう、思わず確認していたのでした。

もっといっぱい音楽を聴いて勉強しよう。まだまだ知らなくて、すごいのはきっといっぱいいっぱいあるんだろうなー。