アレクサンダーテクニックその4

vitamin222006-01-23

さっむーい!!!また雪降りよった。なんなんだこれは的な寒さ。ある意味マゾな気持ちが刺激されそうな、冷凍庫的な、町中やのになんだかスキーに行った時と皮膚にあたる冷気が似てるんで妙にハイになりそうな、寒さ。

そんな中、またアレクサンダーテクニックのセッションに行って参りました。

しかし立花は一瞬吹雪いてた(苦笑)なんか大阪から川をこえる度に気温が1、2度下がるって聞いたけどほんと?

今日はまずは背筋の緊張を取ることから。小さいときからの癖で、背筋を伸ばそうとすると胸を張って尾てい骨をきゅっと後ろに突き出すようにしてしまうんだが、そうすると腰に不要な緊張が出てしまい、アレクサンダー的にはまずいらしい。

やっぱり、まずは首の後ろの頭がい骨が前にかくんと落ちないようにひっぱっている筋肉に不要な力が入らないようにする事と、座骨の一番尖っているところがまっすぐに椅子に当たるように座るようにすると(つまり重心が前にも後ろにも行かずお尻と椅子の接点の真上にあるようにしていると)、筋肉の緊張は抜けていくのだそうで。

立ち上がったり歩いたりするときも、首が緊張しないようにすると体全体が不思議と力が抜けてくる。

これが横になって体をほぐしてもらっているときも同じで、同じ様に体は寝たまま足を立て膝にしたり下ろしたりするときでも、首をちょっと引っ張ってもらってるだけで急に動きがスムーズになったりするのです。不思議!

あと、腕や脚をまわして筋肉の緊張をほぐしてもらう時に、力を抜いてどんな方向に動かされてもニュートラルにって言われたんだけど、これが意外と難しかった。力を抜いているつもりでも、どうしても意識がそこにいってしまうので、動かされる方向を予想してしまい体も自然に反応してしまうのだ。

首の後ろの筋肉も実はその意識というのを一番無自覚に反映しやすいところなのだそうで、緊張したり何かをせねばと思うほど緊張して固まって「あごが上がる」状態になるんだそうです。そうすると関節や筋肉も固まって体が思いどおりに動かなくなるという。怖いですねー。

今日は、よく動かすので意識もよくいってしまい緊張しがちな肩甲骨も、さらに緩めてもらって立ち上がってもその状態をわりとキープできるようになって、そうすると終わる頃には両方の肩甲骨と自分の首筋辺りを結んだ三角形のあたりがなんだかほわーっと温かくなってきた。って先生に言うと、肩甲骨を引っ張る筋肉が緩んだので、血行が良くなったのでしょうとのこと。関節を包む筋肉が緩むと、血行が良くなるだけでなく、包まれている関節自体もさらにスムーズに動くという相乗効果。*1

今日はなんだかびろびろのシーツみたいな袋に入ってるようだった体が、セッションが終わった後なんかもうちょっとしっかりしたゴムの体に入ったような感じがした。要するに、体の各部分は神経だけじゃなく、筋肉どうしも繋がっているんだなぁと自覚できた。だからゴムみたいに一部分をひっぱるとそれが他のところにまで伝わる感じ。うーん。おもしろい。

*1:後日デスクワークをしていると実はかなり肩をすくめながらキーボードを打っているということに気付いた。今までと変わらないはずだけど、楽な姿勢というのを体がやっと覚えたので楽でない姿勢に違和感を覚えるようになったのかも。