'The light at the end of tunnel@武田尾

vitamin222006-06-25

知り合いが、武田尾の廃線のトンネルでアートイベントを企画したというので見に行く。このトンネル、なぜか外国人にはかなり知られていて、よくパーティーが行われているのです。でも普段はハイキングコースにもなってるらしく、桜も植わってた。

当日は雨がふり、うーんとは思ったのだが、自分のどっかで雨でむっとするような緑の空気の中に入りたいという気持ちでうずうずして、とりあえず行ってみることに。

行ってよかった。JR宝塚から三駅行っただけなのに、そこは無人駅。人気もほとんどなく駅の前は渓谷。朝からしとしと降っていた雨のにおいと木々のにおいと土のにおいが混ざって、まさに私の求めていた山!だった。それだけでもうわくわく。

トンネルはほんとにトンネルで、でも前に来たときよりはちょっと整備されている。

いろんな人のパフォーマンスがあったが、一番好きだったのはYangjahのダンス。

しーんとしてせせらぎの音だけが聞こえる中、いつものように吐息から立ち上がるみたいにその場所に登場する。踊る場所の脇で出番を待っているのが見えているのに、場に入ったその瞬間違うカラダになる。空気に溶けるように場に登場し、そのまま流れて引きとめて、また流れて消えていった彼女の動きは、はっとさせられ目がずっと釘付けだった。

本人には紅天女みたい(笑)と言ってしまったけど。だってほかにすぐには形容の仕方を思いつかなかったんだもん〜。

あと、イルボンのパフォーマンス。独特の朗読と踊り。なんだかへんてこなアクセントで読む自作の詩は、不思議なリズムを生み出して、心に揺さぶりをかける。

しかし、この人この日の一週間前に始めてしゃべったんですが、その前に三回もニアミスしてました。一度はYanjahのダンスのバックで太鼓たたいていたとき観に来ていたので、一度はバイト先でかなり独特の髪型だったので覚えてた、そして一度は友達の元彼だったので一緒に出ていたパフォーマンスを観に来てて。関西狭すぎ〜!

あと、キスミワコさんの、おもちゃの国みたいなでもややひねりの効いた世界観をかもし出す不思議な歌のパフォーマンス。

面白かった。

しかし夕方で帰らなくてはいけなくて、とっても残念でした。セッションにも参加したかった〜。

しかし皆様お疲れ様でした。