ブラザーズ・グリム

これずっと気になってたんですが何となく見てなくて、今日なにげにTSUTAYAを物色してて手に取ったんですが、これって監督がテリー・ギリアムだったんですね。

おお、と思って借りてみたけど大正解!ちょっとダークなファンタジーが大好きな私にはまさにど真ん中ストライクでした。
ブラザーズ・グリム [DVD]

テリー・ギリアムってかなりダークででも何だかリアルで、ほんと夢と現実が交差しててブラックユーモアもふんだんでどの作品も大好きなんですが、(バンディットQ、未来世紀ブラジルフィッシャー・キング12モンキーズとか)これも良かった〜。

ストーリーも、現実的で色んな仕掛けで迷信深い人たちをけむに巻いては魔物退治をしている振りをして大金を巻き上げる兄ちゃんと、魔法をまじめに研究してるんだけどしかたなく兄について仕事をしているちょっと夢見がちな弟が、ほんとの魔法の森で魔物を退治するはめになるというストーリーで、それぞれのキャラクターがかなりしっかりしてるし、物語の展開の仕方もさることながら、ところどころで効果的なSFXがかなりいい感じに怪しさを盛り上げてて、思わず、うわ!とか、いや〜、とかいいながらがっつり見てしまいました。

そして、クライマックスでの怒濤のSFXはまさに目が釘付け!ビジュアルもすごいけどテンポもいいし、鏡の女王役のモニカ・ベルッチも美しかったし、いっぱい人が死んだ割にハッピーエンドだったし(苦笑)、満足満足。かなり楽しめた。テリー・ギリアムはやっぱり面白いなぁ!

てな感じの映画でした。