ライブイベント 龍江龍福

ちょっと前後しますが、マイミクのレーコさんが出ているライブに行って参りました。

某アートスクールつながりで見たことのある人がいっぱいいるイベントで、いわゆるアンビエントとかノイズ系とかエレクトロニックっちゅうんでしょうか。ラップトップをいじっていろんなサンプリングした音やノイズなんか出しながら、リズムを刻んでいったり、知らん間に音楽になってたりするようなそんな音達を操る人たちが主で。
レーコさんはその中で、二人で向かい合ってお琴(!)を弾きながら音をループさせたりして、ミニマルな中にも音の繰り返しに自分の中の記憶がすっとたぐり寄せられるような演奏を展開していました。
(↓一時的にアップされてる映像&音源)
http://m-louis.jpn.org/kuborei/

全部で5組出演。

その他にも、おまけで80年代テクノのパロディー(だよね?笑うとこだよね?)をすごいまじめにやっていたり。出だしなんかサンバイザーでパターを持って登場したりして私はよく判らんかったけど、そのあたりでテクノにはまってた人には、音的にもかなりツボやったらしいんですが。

なんだか不思議なイベントやったなーというのが正直な所。あんまり耳にびりびりこない限り、ノイズとかアンビエントなんかのイベントは好きなんだけど、やっぱりいわゆるポップスみたいな方程式というか決まり事にそって展開していかないということは、あとは本人の感性だけが頼りなわけで、ずっと惹き付けたまま音を展開するのって難しいなぁと思ったのでした。もちろん人によってひっかかる音は違ってくる訳なんですが。

私的には、いろんな町のノイズや人の声をサンプリングして使っていた二人組の人たちの音が良かった。あ、そこでその音使うんや、っていう意外性の繰り返しで結構好きだったグループでした。

そんな中で、レーコさんのお琴のみの演奏っていうのはかなりおいしかったかもしれない。お琴の骨太の音って普段はあまり耳にすることがなくて、かろうじてウッドベースぐらいかっていう感じで、もちろんお琴とは音域は全然違うのでこの音自体がかなり新鮮。でそれが、同じフレーズを何回も繰り返しながら少しずつ変わって行く展開は、なんだかケルトの音のようでもあり、ある意味エスニック×エスニックという不思議な雰囲気をかもし出していて、すごく心地よかった。

実は正直もっと長く聞いていたかったです。展開として、最後のほうで同じフレーズを下敷きにしながら盛り上がって行ったんだけど、私としてはもっともっとどんどん行ってー!と思っていた所で、しかもわざとバーン、と終わっちゃったのでちょっと欲求不満気味でした。もうちょっと聞きたかったなー。

って作戦?(笑)

次は、歌も歌う予定とのこと。楽しみにしてまーす。