谷川俊太郎さん、そう来ましたか。

不思議なのは、最近言葉がやけに新鮮に自分に飛び込んでくる事。

以前にも、昔英語ばかりの環境で暮らしていた頃よりも、日本語環境に戻ってきて言葉とちゃんと向き合うようになってからの方が、(それまでは母国語じゃない英語だからと、喋れない自分を正当化してたかもしれない)英語の歌なんかも意味を持って自分に飛び込んで来るようになった事があってびっくりしたり残念だったりしたことがあり。

それでも最近までは、ラップなんかは速すぎてついて行けないのでリズムと音の心地よさでしか聴いてなかったのに、この前適当に借りてきたCommonという人たちのラップがはっきりと意味を持って、しかもリズムがあるからこそ更にくっきりと伝わってきてびっくりした。英語の勉強なんか特にはしてないのに。

最近、すごく気に入って歌い込んでいた英語の歌があったんだけど、そのせいか?うーん多分違う、かなぁ。

ある日突然言葉に色がついた、みたいな気分、なのですわ。

なんて考えながらネットサーフィンしていると、谷川俊太郎さんのインタビュー発見。

谷川さんは最近なら「朝のリレー」なんかでも有名だけど、私は高校時代に初期の作品の<20億光年の孤独>でがつんとやられてからずっとほんとに好きで、いろーんな作品があって、例えば同じ詩を読んでも毎回違うところで感動したりするので、彼の詩はある意味私の言葉の原体験のひとつだったりするんですが、*1このインタビューに載ってる詩もすごいっす。

インタビュアーに、ご自身で何編か詩を朗読しているのがそのまま掲載されていて、その中には「なんでもおまんこ」というのまであります。うひゃー、さすが喜びも哀しみも笑いもエロも生も死もすべてうたう谷川さん。すごいぞ。
http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031_tanigawa.html

今言葉にちょびっと敏感になってる私がこれを読んでどんな色が心に流れたかは秘密です。

*1:そういえば鉄腕アトムの♪そーらをこーえてー、っていうのも谷川さんだそうで。これも原体験?(笑)