アレクサンダーテクニック

vitamin222005-04-11

yangjahのお誘いで、一緒に立花までアレクサンダーテクニックを受けに行ってくる。

私もそんなにはよく分かってないんだけど、例えばびっくりした時に縮こまってそのまま固まってしまったような、不必要な筋肉の緊張をほぐす事で骨と筋肉が自然に動くようにし、長期的には物理的な筋肉の緊張が及ぼす心の緊張もほぐす、とかなんとかそんなの。

緊張をとるというので、パフォーマーにも人気があるらしい。

やって下さる先生は、精華大の教授でもある片桐ユズル先生。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/yuzuru/index.html
ラブリーなおじいちゃまでした。

何をするのかよく知らされないままに行ったんだけど、とりあえずは一対一でまず頭蓋骨と第一頚椎・第二頚椎の説明から。

頭蓋骨というのは基本的には二個の支点で第一頚椎にのっかっていて、ほかの頚椎を動かさなくても60度ぐらいの角度で上下に動く。で、第二頚椎からは軸のようなものが出て第一頚椎を貫通していて、第一第二の頚椎を動かすのみでも首は左右に動かせる。で、この接点は頭蓋骨の中心よりやや後ろにずれているので、首の後ろの筋肉で引っ張っているんだけど、だいたい五キロ前後ある頭をバランス良く保つのは大変で、何かの拍子ですぐ固まっちゃうということで、とりあえずここを緩めるのが全ての基本。

うーむ、言葉にすると難しい。

とにかく、他にも大腿骨や膝などの関節を緩めることと、歩く時や立ったり座ったりするとき、どこに重心があるかを意識しながらスムースに移行させるのが大事らしい。

後半は、横になって両肩を押してもらったりして左右のバランスや首の様子を見てもらいながら、呼吸のしかたを確認してもらったり、手や足を軽くのばしていい感じにしてもらったり。

驚いたのは、以前は自分の内部感覚として頭が実際にある場所よりすごく右に傾いてる気がしてしょうがなかったのに真っ直ぐになったこと!これを伝えたところ、それは首の右側の筋肉がより強く緊張してたんで引っ張られていたんでしょうね、とのことでした。そ、そうだったのか。そんなところが縮こまったりするなんて思いもよらんかった!

セッションが終わって立って歩いてみると、心なしか体がほんわりとしてあたたかい霧の中を歩いてるみたいで、重心も低くなって地面をしっかり踏み締めている感じがしました。

うーん、これおもしろいかも。もっといろいろやってみたいなぁ。

先生と、あと場所を提供して下さってる羊毛作家で先生のおもんちゃんにも感謝。

写真は不思議なたたずまいのアトリエ外観。