いきなり九州ひとり旅ーーーその3

というわけで竹瓦温泉。駅から歩いて十分程度。トランクをゴロゴロしながら向かう。ちょっと細道の奥まったところにあるんだけど、こんな町のど真ん中でも温泉近辺はなんだかイカガワシイ雰囲気。(笑)と思ったら着きました。

なんか、駅にあったポスターによると、できてからもう100年ぐらい経っているらしい。中も渋い木の造りで、広々とした広間。二階は公民館として使われている模様。屋久島へのフェリーが出る指宿(砂風呂で有名)に行けなくて悔しいので、ここで砂風呂にも入ってしまう。

にしても、砂風呂側はロッカーと湯船やシャワー周辺とか(小さいんですが)を仕切る壁がなく、天井が果てしなく高かった。着替える部分がちょっと高くなっているんだけど、男側とを区切る壁の高さよりも、そこから天井までの高さがもっとあるので、全然空気がこもりません。

ここで、浴衣みたいなのに着替え、さらに奥の体育館ぐらいはあるかと思われる砂場で埋められる。

腹にドスっと砂を落とされうえっとか思ってる間にあっという間に顔以外の全身を手際良く埋められ、あまりに砂が重いので体中どこもかしこも脈打ってるのが分かるというか。

でもそのうち慣れてきてというか熱と重みにぼーっとなってきて、顔からもどんどん汗が出てきたところでお絞りで顔を拭いてもらい、だんだんどうでも良くなってきて、なんだか訳のわからない白昼夢に突入しそうになったところで終了(笑)。

もうちょっと埋まっててみたかった気もするけど、どっかに行ってしまってたかも。ちょっとマゾ?正味十分ちょっととのこと。

というわけで後はゆっくりお湯に浸かり、ぼけーっとスローモーションの気分で二時間ほど過ごした後、九州ではどうもメジャーらしい鶏カラ弁当(でも鶏の唐揚げじゃなくて天ぷら)をゲットして再び車上の人となるのでした。

しかし、ホカ弁みたいなお店で買ったお弁当でしたが、しょぼい外観とはうらはらにかなりおいしかった。ちょっと酸味の効いただしをかけて食べる鶏が、すごくさっぱりしてていくらでも食べられる!あれはまた食べたいなー。

しかし、延岡から高千穂までの高千穂鉄道は景観で有名らしいのだが、乗ったのが六時過ぎだったため、ちっとも見れず(涙)

とにかくようやく、夜遅くに高千穂にたどり着いたのでありました。