mu - jo [無常] 〜 レイハラカミ@sansui

この間何気なく鰻谷燦粋のスケジュールをチェックしていて、レイハラカミのイベントを発見。オールナイトだしどうしようかなぁと思いながら雑用をこなしていると結構遅くなっちゃったんだけど、前日の夜中に出した前売り予約願いのメールに返事が来ていたので、それにレイハラカミをやっぱりライブで体験したい!という気持ちがふつふつと湧いてきて、行くことに。到着したらもうほとんど真夜中でした。

が、すごい込み様。結構満員電車状態で、人とぶつからずには移動できないぐらいで、前になかなか行けないので聞きたい人はずっと会場にいて次のステージを待つみたいな感じで。

結局ちゃんと聞けたのはの二人からで、これはなんだかハイインパクトのノイズをバクンバクンと鳴らしながら(これが心臓の音っぽい)ほかのノイズを鳴らしていくみたいな構成。時々シャーって音が鳴って、これは体にマイクをあてて採った血流の音みたいだし、メロディー楽器はほとんどないっぽいけどすごく不思議な感じで、振動にも腰が反応するというよりは横隔膜が反応してました。

で、もうレイハラカミさんだったんだけど、ああ、本当に行っといて良かったー!あの不思議な世界をちゃんとしたスピーカーで聴けて良かった!ハラカミさんの音世界は何と言うか真っ白に光るマトリックスです。いろんな色のノイズが縦に横に斜めに流れていって、それが手前から向こうまで果てしなく続いている。そして、体がふわーっとあがっていく感じ。聴いている間中ずっと顔が笑ってました。(苦笑)

私は踊ってるときや好きな音楽を聴いてるときも自然に顔が笑っちゃうんだけど、それは何というかわくわくが外側からしみ込んできて私をうれしくさせるからで。でもハラカミさんのを聴いていると、なぜか自分の中から、うわー、っていう気持ちが湧いてきてなんかひたすら幸せーな気分になるのです。なんなんでしょうねこれ。最後の方なんてうれしくてワクワクし過ぎて子供のときみたいに口から何か出そうでした。思わず涙ぐんでたし。

合間に時々変なトークをはさみながら(しょっぱないきなり音楽を止めて「ものもらいがね」とか言い出したり(笑)「大阪では久しぶりだなー、また呼んで下さい」とかおっしゃってましたが、ぜひまた来て下さいっ!!!

最後はEaterさん。みんなきっとハラカミさん目当てだろうしやりにくいだろねーと思ってたけど全然違う感じで、ノリはかなり踊る系でした。ちょっとトランス系テクノに不思議な音がいっぱい入ってるという感じでみんなかなり踊った。この締めで身も心ももう大満足。

Eaterさんて、ところで誰かに似てるよなーと思ったんだけど、私的にはKinkiKidsの剛君で目がパラッパラッパーだった(笑)いや素敵だったんですよ。ハラカミさんには「僕の後にちっちゃいおじちゃんがやります。みんな最後まで聴いていってね。」とか言われてたけど。

ああ、しかし新しいアルバム買わねば。