シネマEXPO2006

vitamin222006-01-07

友達の友達が上映映画の一本を監督しているというので観にいく。短編映画集。

ちょうどP-Shirtsのビジュアルデザイン担当(というんでしょうか)の藤原件氏の作品も含まれていて、音担当がP-Shirtsだったので、あ、らっき、てな感じで観にいく。

結果は五分五分って所でしょうか。お、と思ったの半分、うーんと思ったの半分。

藤原氏の現のカーニバルは、不思議な世界だった。とりあえず顔が絶対画面には映らない。ちょっとつげ義春みたいな感じで行くのかな、と思ったらいきなり映画の中でキャストが役を降りるとか言い出して、狐につままれた感じのまま終わるかと思ったら、映画の中身が外に滲出してくるといった趣向。ちょっと戸惑うけど、この訳の分からなさは嫌いじゃないぞ。うーん。さすが藤原氏。ってよく知らんけど(苦笑)

友達の友達が監督していたのはGROTTAで、これはこの短編集の中ではかなり完成度は高かった。デザインとかグラフィックがすごくて、ヴィジュアルイメージもすごいレベルが高かったかも。キュピキュピとかに関わっている人だそうで、なるほどーとうなずける。ただストーリーに出てくる化け物の描写が、急にすごいコマの少ないクレイアニメで表現されていて、そこまでのクールな描写とのあまりのギャップにびっくり。うーん、なんか逆に見せない方が想像力を刺激されて良かったのに。

あとは、人間界の常識を備えていないために独自の解釈でいろいろ問題を起こすアンドロイドの話のVelocity Orchestraとか、とんでもない勘違い女の監督さんが映画を撮っているところをドキュメンタリーで取材っていう体裁の「道」が結構おもしろかった。

ああ、今年は映画館でも映画を見よう。