黄昏時
たまにどういう加減でか、夕焼けから沈んで少しの間までだけの30分ぐらい、周りも空も何もかもがなんだかオレンジになる瞬間がある日がある。
この日はまさにそれ。
家の近所まで近付いて来て、地下鉄が地上に上がって高速道路と同じ高さになったとき、いきなりすごい夕日が目の前に広がって、思わず立ちあがり急いで(でもあんまり焦って見えないように)窓に近付いた。青い空に雲はオレンジとピンクに染まって、周りの建物もなんだかオレンジに染まっている。
ちょうど前の日に、なぜか無性にアリゾナの圧倒的にすごい夕日を思い出して、見たくて見たくて見たくて涙出そうだったんだが、それを見た時、ああ大阪でもいいんだ、となにかバチっと解った気がした。
ちょっとだけ、神様ありがとうと思って、駅を降りたら急いで住んでるビルの屋上に駆け上がったのでした。
しかし、私の携帯カメラはほんとに困ったカメラちゃんです。あの風景もこれが精いっぱいなのよな。もうちょっとがんばって欲しいぞ!